フラックスゲート式電流センサ

広範囲で非常に高い精度を実現
高感度で直線性および温度特性が非常に優れています
高周波の交流電流ドライブにより、ヒステリシスが極めて小さい

オフセットが小さく、高精度の検出が可能なセンサです。

フラックスゲート式電流センサは磁気平衡方式電流センサのホール素子を磁気プローブコイルに置き換えたものです。検出可能な電流は6~600Aの範囲で、主に産業用機器、医療機器の分野で高精度な計測が求められる装置に適しています。

フラックスゲート式電流センサ シリーズラインナップ

  • HMシリーズ

    動作原理

    被検出電流によって発生した磁界が常にゼロになるように二次巻線に帰還電流を流す、クローズドループ型フラックスゲード方式の電流センサです。
    この方式は、電流母線の周囲にゼロフラックス検出器を配置するとともに、コアには被検出電流(I)によって発生した磁界をうち消すための二次巻線(Nターン)が巻かれています。
    ゼロフラックス検出器は方形波発生器に接続された2つの巻きコアを使用した対象検出器です。
    フィードバック回路はゼロフラックス検出器の出力が常にゼロになるよう二次巻線に帰還電流(I/N)を流しますので、この帰還電流を負荷抵抗(RL)で電圧に変換することにより、被検出電流に比例した出力を得ることができます。

    特長

    • ・広範囲で非常に高い精度を実現
    • ・直線性・温度特性良好
    • ・外部磁界の影響を受けにくい
    • ・出力ノイズが非常に少ない

    用途

    • ・医療機器
    • ・高精度電源装置
    • ・高精度インバータ
    • ・試験装置
  • HFシリーズ

    動作原理

    被検出電流によって発生した磁界が常にゼロになるように二次巻線に帰還電流を流すクローズドループ型フラックスゲート方式の電流センサです。
    この方式は、電流母線を囲むように配置されたコアの一部にホール素子の代わりに磁気プローブコイルを配置するとともに、コアには入力電流(I) によって発生した磁界を打ち消すように二次巻線(Nターン)が巻かれています。
    フィードバック回路は、磁気プローブコイルの出力が常にゼロになるように二次巻線に帰還電流(I/N)を流しますので、この帰還電流を内部負荷抵抗(RL)で電圧に変換することにより、被検出電流に比例した出力を得ています。

    特長

    • ・5V単電源、基準電圧(Vref)入出力可能
    • ・温度特性が非常に良い
    • ・高速応答
    • ・過電流保護回路内蔵

    用途

    • ・太陽光発電システム
    • ・燃料電池システム
    • ・高精度インバータ
    • ・UPS

他方式の電流センサを探す

電流センサ 製品検索

ご利用条件から電流センサ製品を検索できます

製品に関する
ご相談・お問い合わせ

電流センサ ご利用手引き

弊社製電流センサをご利用頂く際は、以下の「取り扱い上の注意」、「主な特性」、「製品表示」をご確認の上、規定の範囲内でご利用いただきますようお願いいたします。

中国RoHS 有害物質情報

電流センサに関するよくある質問はこちらを参照

メール・電話による問い合わせ先

0865-66-4877

ページの先頭へ戻る